資格の参考書を買っては3日で放置する。オンライン講座に申し込んでは、初回だけ見て終わる。そんな三日坊主を10年近く繰り返してきた自分が、日商簿記3級の学び直しだけは1年続き、先日の試験で無事合格できました。特別な意志の強さが身についたわけではなく、やり方を変えただけです。何を変えたのか、正直に書きます(簿記に限らず、資格の学び直し全般に応用できる考え方だと思っています)。
なぜ自分はいつも三日坊主だったのか
振り返ってみると、いつも「毎日1時間」「参考書を1冊終わらせる」といった、初日からフルスロットルの目標を立てていました。仕事で疲れた日にできないと「今日はサボった」と自己嫌悪になり、その気まずさから翌日も開かなくなる、という悪循環をずっと繰り返していたのだと思います。
「続けなきゃ」をやめた日
きっかけは、3週間ぶりに参考書を開いた夜でした。「また最初からやり直しか」とため息をついた瞬間、ふと「毎日1時間」という目標自体が間違っているのではと思い直しました。翌日から、目標を「1日1問」まで極端に下げてみることにしました。
ハードルを極限まで下げてみた、具体的にやったこと
- ①目標を「1日1問」レベルまで小さくする:1時間机に向かう代わりに、通勤前の5分で問題集を1問だけ解く。物足りなければ続きをやればいいだけ、というルールにしました。
- ②「〜したらやる」で判断をゼロにする:「朝のコーヒーを入れたら1問解く」というように、既存の習慣とセットにして、やるかどうかを毎回考えなくて済むようにしました。
- ③できなかった日はカウントしない仕組みにする:「連続◯日」を記録するアプリは、途切れた瞬間にやる気が折れるので、月単位で「何日できたか」だけを見るようにしています。
それでも挫折しかけた瞬間
1年間、順調だったわけではありません。特に3か月目と8か月目は、仕事の繁忙期と重なり、1問すら開かない日が2週間続きました。
- 1〜2か月目:順調。「1日1問」が定着し始める
- 3か月目:仕事の繁忙期で2週間ストップ。再開時は「1日1問」にすら戻さず、参考書を開くだけの日を数日作った
- 4〜7か月目:安定。休日にまとめて進める習慣も追加
- 8か月目:体調不良で再び2週間ストップ。ここでも「開くだけ」から再開
- 9〜12か月目:模試レベルの問題も解けるようになり、モチベーションが上がる
- 12か月目:日商簿記3級を受験し、合格
トータルの学習時間は正確には記録していませんが、平日5〜15分+休日にまとめての学習を1年続けた計算で、ざっくり150〜200時間程度だったと思います。教材費は問題集・参考書合わせて5,000円ほどで、高額な講座は使っていません。
止まった後にいきなり元のペースに戻そうとせず、「開くだけ」の日を挟んでから再開する、というのが、今回続けられた一番のポイントだったと感じています。
続けるために使った教材、正直な感想
| 教材 | 向いている場面 | 正直な感想 |
|---|---|---|
| 紙の一問一答問題集 | 通勤前の5分 | アプリより開くまでの手間はあるが、開いてしまえば集中しやすかった |
| 学習アプリ | 電車内・待ち時間 | スキマ時間には便利だが、通知をオフにしないと逆に集中を妨げられた |
| YouTubeの解説動画 | 週末のまとめ学習 | 理解が浅い分野だけをピンポイントで見る使い方が、一番効率が良かった |
1年続けてわかったこと・変わったこと
Before:「毎日1時間」を目標にして、3日で挫折。年に何度も「また今度」を繰り返していた。
After:「1日1問」を1年継続。途中で2度止まったが、都度「開くだけ」から立て直し、結果的に模試レベルの問題も解けるようになった。
これから学び直しを始める人へ
- 最初の目標は、本気で「これなら余裕」と思えるレベルまで下げる
- 止まった日を責めず、「連続日数」ではなく「月に何日できたか」で見る
- 再開するときは、いきなり元のペースに戻さず「開くだけ」の日を挟む
三日坊主を克服できたわけではなく、三日坊主のまま続けられる仕組みを作った、というのが正直なところです。自分の場合はこれでうまくいきましたが、まずは今考えている目標を半分以下まで下げてみて、それでも続かなければさらに下げる、というくらいの気持ちで試してみるのがおすすめです。

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