フルタイム勤務になってから、家事に割ける時間が減り続けているのに気づいたのは去年のことでした。便利家電を手当たり次第に試すのではなく、実際に効果があったものだけに絞って振り返ってみると、大きく効いたのは3つだけでした。この記事では、その3つを費用・効果とあわせて、正直にまとめます。
- ①ドラム式洗濯乾燥機の導入
- ②食洗機の導入
- ③献立の固定化(仕組み化)
家事の時短を意識するようになったきっかけ
総務省の調査によれば、女性の家事関連時間は1日あたり3時間24分にのぼり、男性の51分と比べてかなりの差があるとされています。自分の家庭でもこの差を感じており、まずは「時間がかかっている作業」から順番に見直すことにしました。
効果が大きかった工夫①:ドラム式洗濯乾燥機
始めた理由
洗濯物を干す作業だけでも、1回あたり10〜20分程度かかるという調査があります。取り込んでたたむ作業まで含めると、合計で25〜45分ほどかかっていた計算になり、雨の日は室内干しでさらに時間も気も使っていました。
実際にかかった費用・効果
2026年時点のドラム式洗濯乾燥機は、エントリーモデルで15〜17万円、ハイエンドモデルで25万円を超えるものまで幅があります。乾燥機能によって「干す・取り込む」という作業そのものが丸ごと不要になるため、天候に振り回されなくなったのが一番の変化でした。乾燥時間自体は洗濯・乾燥合わせて2〜3時間ほどかかりますが、その間は他の作業ができるので、体感の負担は大きく減りました。
正直なデメリット
乾燥フィルターのホコリ取りは、ほぼ毎回必要なメンテナンス作業になります。またタオル類は、乾燥機にかけるとどうしてもゴワゴワした仕上がりになりやすく、この点は完全には解決できていません。マンション住まいだと稼働音や振動が気になる場合もあるため、購入前に設置スペースと防音性は必ず確認することをおすすめします。
効果が大きかった工夫②:食洗機
始めた理由
パナソニックが公表しているシミュレーションによると、食器40点・小物20点程度(5人家族分の目安)の手洗いに約29分かかるのに対し、食洗機なら準備を含めても約4.3分で済むとされています。算出方法が異なる別の試算でも、1日あたり約30分の時短になるとされており、幅はあるものの体感としても近い印象です。
実際にかかった費用・効果
据え置き型なら3万円台〜5万円台、ビルトイン型は本体価格のみで6〜17万円、工事費を含めると総額で15〜20万円程度になるケースが多いようです。自分は賃貸のため据え置き型を選びましたが、食後の「洗う」という工程がほぼなくなったのは想像以上に大きな変化でした。ただし、光熱費・洗剤代を含めたトータルコストで見ると、手洗いよりわずかに高くなるという試算もあり、「時短にはなるが節約にはならない」というのが正直な実感です。
正直なデメリット
漆器や一部のプラスチック製品など、食洗機に対応していない食器はどうしても手洗いが必要になり、完全に「洗い物ゼロ」にはなりませんでした。また、専用洗剤や庫内クリーナーの購入、月1回程度のフィルター掃除など、地味なメンテナンスコストがかかる点も、導入前にはあまり意識していませんでした。
効果が大きかった工夫③:献立の固定化
始めた理由
毎日「今日は何を作ろう」と考える時間そのものが、地味に大きなストレスと時間を消費していることに気づいたのがきっかけです。
実際にやったこと・効果
曜日ごとにメニューの大枠を決めてしまう「夕飯の固定化」を取り入れました。週末に30分ほどで1週間分の献立を決めておくだけで、平日は「作るだけ」の状態になります。献立を考える作業自体は、慣れないうちは1回10分ほどかかっていましたが、固定化してからは考える時間がほぼゼロになりました。同じメニューを繰り返すことでレシピの手順を自然と覚え、調理そのもののスピードも上がりました。買い物もまとめ買いしやすくなり、無駄な買い物が減ったのも副次的なメリットでした。この工夫は、家電と違って初期費用がゼロなのも大きな利点です。
正直なデメリット
マンネリ化しやすいのは事実で、月に1〜2回は「息抜きメニュー」の日を作らないと、家族から飽きたという声が出ました。完全に固定するのではなく、ゆるく固定するくらいがちょうど良いバランスだと感じています。
逆に効果が薄かった・やめた工夫
- ロボット掃除機:床に物が多い間取りだと、事前の片付けに時間がかかり、結局トータルの時短にならなかったため手放しました。
- 家事代行サービスの単発利用:依頼内容の説明や事前の片付けに想像以上に時間がかかり、月1回程度の頻度では定着しませんでした。
3つの工夫の効果まとめ
| 工夫 | 費用の目安 | 体感の効果 |
|---|---|---|
| ドラム式洗濯乾燥機 | 15〜25万円超 | ◎(天候に左右されなくなったのが大きい) |
| 食洗機(据え置き型) | 3〜5万円台 | ◎(初期費用が抑えやすく、効果もすぐ実感できた) |
| 献立の固定化 | 0円 | ○(お金をかけずに始められるのが魅力) |
これから家事を時短したい人へ
家電は効果が分かりやすい一方で初期費用がかかるので、まずは費用ゼロで始められる「仕組み化」から試してみて、余力があれば家電の導入を検討する、という順番がおすすめです。まずは自分の家事の中で、一番時間がかかっている作業を1つ書き出してみてください。

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